After Effects CC(12.0-12.2)

After Effects CCのスクリプティング変更点

この文章はAfter Effects CC(12.0)におけるスクリプティングインターフェースの変更点について記載いしています。この文章は、After Effects Developer CenterにあるフルバージョンのAfter Effects Scripting Guide(After Effects CS6版)と一緒に参照してください。

After Effects CC (12.1)およびAfter Effects CC (12.2)では特にスクリプティングインターフェースの変更はありません。

ScriptUI Drower adpapter

ScriptUIがメインアプリケーションのコントロールと同様になります。

ScriptUIのリファレンスについては「Adobe Creative Cloud JavaScript Tools Guide(PDF)」を参照してください。

エフェクトの内部バージョンの文字列にアクセス可能になりました。

Application objecteffects objectのversionアトリビュートはエフェクトの内部バージョン番号の文字列を取得します。この値は、エフェクトの「情報」ボタンをクリックして表示される、プラグインベンダー提供のバージョンとは異なる値になることがあります。

プレビューモードの取得と設定が可能になりました。

ViewOptions objectfastPreviewプロパティによって高速プレビューメニューの状態に、スクリプトのインターフェースからアクセスすることが可能になりました。これは読み込み・書込みが可能な列挙型のアトリビュートです。

FastPreviewType(列挙型) - 読み込み/書き込み

レイヤーまたはフッテージパネルでアトリビュートの値を取得または設定しようとするとエラーメッセージが表示されます。

ドラフトモードはレイトレース3Dのコンポジションでのみ有効です。クラシック3Dのコンポジションで使用しようとするとエラーとなります。

環境設定とSetting methodの変更

環境設定ファイルとSettings objectMethodsが、もしSection/Keyが「Adobe After Effects 12.x Prefs.txt」ファイルに存在していない場合に、別の環境設定ファイルを指定するための3番目の引数を受け取るようになります。

訳注: saveSetting()メソッドでは4番目になりますが、便宜上「3番目の引数」という呼び方で統一します。

もし3番目の引数が渡されない場合は、デフォルト値(PREFType.PREF_Type_MACHINE_SPECIFIC)が使用され、After Effectsは環境設定ファイル「Adobe After Effects 12.x Prefs.txt」から環境設定を取得・保存しようとします。この3番目の引数はPREFTypeという列挙型の値です。

PREFTypeという列挙型の値を用いて環境設定のタイプを渡すことができます。

例:

3番目の値を渡ささずに「Adobe After Effects 12.x Prefs.txt」に["Settings_test_section"]セクションを保存

app.settings.saveSetting("test_section", "test_key1", "test_key1_value");

if (app.settings.haveSetting("test_section", "test_key1"))

var current_set = app.settings.getSetting("test_section", "test_key1");

["Settings_test_section2"]セクションを「Adobe After Effects 12.x Prefs-indep-general.txt」に保存

app.settings.saveSetting("test_section2", "test_key1", "test_key1_value", PREFType.PREF_Type_MACHINE_INDEPENDENT);

if (app.settings.haveSetting("test_section2", "test_key1", PREFType.PREF_Type_MACHINE_INDEPENDENT))

var current_set2 = app.settings.getSetting("test_section2", "test_key1", PREFType.PREF_Type_MACHINE_INDEPENDENT);

例:

alert(app.preferences.getPrefAsString("Text Style Sheet", "Font Family Name", PREFType.PREF_Type_MACHINE_SPECIFIC_TEXT));

原文: http://blogs.adobe.com/aftereffects/2014/03/scripting-changes-in-after-effects-cc-12-0-12-2.html